採用リスクについて考える

採用するとリスクになる人材とは

ここ数年、企業の採用市場は売り手市場が続き、頭数を揃えるために採用時ハードルを下げている企業様も多くなっていると耳にします。
特に人材難に苦しむ業界や企業様は、とにかく応募さえあれば、余程でない限り採用してしまう、といったことも少なくないようです。
採用には、採用の媒体活用や紹介含め、手段はいろいろあります。そこでの応募獲得には相当コストもかかりますので、その気持ちもわからなくないところです。しかし、結局早々にも退職されでもすれば、そこでかかったコストや工数は消失ということになってしまいます。概算平均一人当たり300万円の採用コストが掛かる、ともいわれていますので、すぐに辞めてしまうような人の採用は、コスト、労力、人手不足の非解消だけでなく、採用活動を再開する必要にかられたり、実際の被害は相当なものになってしまいます。

どんな人材採用が経営リスクとなるのでしょうか?

  • 入社してもすぐに退職してしまうような人材
  • 発症すると長期離脱の恐れがあるうつ病などのメンタル疾患発症傾向がある人材
  • 働く前に労働者権利の主張をするような人材
  • 少し気に入らないことがあるとネットに会社の悪評を書くような人材
  • ストレス対応力が極端に低い人材
  • ストレスに対する感性が鈍すぎる人材
  • 口が軽く会社の機密情報を簡単に外で話してしまうような人材
  • 金銭的にだらしない、またはお金への執着心が高すぎる人材
  • 能力的に極端にできる部分と全く駄目な部分があるような人材

他にもありそうですが、問題は面接では中々見抜くことが難しく採用後になって表面化する傾向ばかりだということです。

採用リスクのある人の出現率は14%

実際にこのようなリスクを持った人材の割合を統計的にみてみると平均して14%ほど出現するようです。
大学受検の偏差値の高い大学から採用していれば問題無いとか、成績優秀者であれば大丈夫だと思われる方も多いかもしれませんが、実は勉強ができて優秀なのとリスクのある人材かどうかは関係性が無いと考える必要があります。もちろん努力家であることやストレスへの対応力が無いと、受験に打ち勝ち、偏差値の高い有名大学へはそうは進学できませんので、そのような面ではリスクは低いとみることができるかもしれませんが・・・。

採用リスクを面接で見抜く、これは至難の業かもしれません。面接だけで相手のことが判るのは、その人物の僅か2%だともいわれているようです。またメンタル疾患病理発症傾向などは面接では見分けることはまず無理と言っても過言ではないでしょう。
離職率の高い業界ほど厳しい労働環境に置かれることが多く人材も集まりにくいというジレンマがあると思います。しかしどれだけ人手不足で困っているとしても、経営リスクとなることだけは回避したいもの、いや回避せねばならないものです。

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